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ノコンギク

ノコンギク

ノコンギクは、街中の草むらや海岸から林の縁や山中まで、秋になるといたるところで目にする花です。紫色の細いいくつもの花弁の中央が黄色のこの花は、どなたでも見覚えがあることでしょう。
よく比較されるのが、ヨメナで、この2種の花はよく似ていて、見ただけでは区別は難しいです。葉をさわってみて、ざらざらしていたら、ノコンギクの可能性が高いです。
中央の黄色の部分は、実は筒状の小さな細かい花の固まりで、この筒状の花に長い毛があれば、ノコンギクで、なければヨメナです。
早春の若芽は、ヨメナとともに山菜として利用できますが、あく抜きは必要です。

ガンクビソウ

ガンクビソウ

 薄暗い林内で秋によく見る花です。花自体が目立たないため、花が咲いていると気づく人は少ないかもしれません。黄色い小さな花が直径6mmから11mmぐらいの桝型またはとっくり型に収まっていて、これも造形としては、なかなか面白い形をしています。鎌倉で見られる近い種類の花にヤブタバコがありますが、こちらは、茎に一列に花が付くので、かなり違う雰囲気になります。

ハリギリ

ハリギリの若い木は、棘が多く、掌状の大きめの葉を付けるため、よく目につきます。大木に成長しますが、その成長過程で棘はなくなり、目立たなくなります。
日本全国に分布し、横浜や鎌倉でも、よく目にする樹木です。
このハリギリの若芽は、山菜として利用できます。この木の属するウコギ科は、タラノキ、ウド、コシアブラといった優良山菜の宝庫です。私は、東北の秘湯の宿でこの山菜の天ぷらに遭遇したことがあります。その時の中居さんの話では、「深山でしか採れない貴重な山菜」と説明されましたが、「横浜の住宅街のすぐ脇の林の中にもたくさん生えている」とは言えずに口をつぐんだ記憶があります。鎌倉近辺では、タラノキは見つかればすぐに芽を摘み取られて、2番芽、3番芽も略奪され、枯れてしまうことが多く、近年は見かけることがめっきり少なくなってしまいましたが、このハリギリは、知名度が低いことが幸いしてか、各地で健在です。
7月頃、小さな花が集まった球状の塊を多数付けて傘状に広がる形で開花します。しかし、かなり成長しないと花を付けないようで、目に飛び込んでくることはほとんどありません。

ムラサキニガナ

ムラサキニガナ

ムラサキニガナは、大型ですが、小さな紫色の花を遠慮がちに数多く付ける植物です。なよなよとした背高ノッポとい

ムラサキニガナの花
ムラサキニガナの花
う感じです。
鎌倉では、見かけることは多くはないですが、1本見つけると、その周辺に固まって複数生えていることが多いです。たいがい林縁の土手のような場所で息づいています。
キク科なので、一つの花と見えるのは、実は複数の更に小さな花が集合しているものです。