月別アーカイブ: 2016年9月

イヌショウマ

イヌショウマ

 イヌショウマは、木陰のジメジメした場所に生えています。どこにでもあるわけではありませんが、何本かまとまって生えていることが多い印象があります。薄暗い谷間を歩いていて、この花に出会うと、穂が白く浮かび上がるように見え、幽玄な雰囲気がします。キンポウゲ科の花は、フクジュソウやキンバイソウなど、どちらかというと派手なイメージがありますが、この花は清楚でつつましやかに咲いています。
 近い種類で、花穂がより大型のサラシナショウマも鎌倉横浜周辺に自生していますが、めっきり数が少なくなりましたが、この花はまだまだ健在です。

ツリフネソウ

ツリフネソウ

 ツリフネソウは、川の流れや田んぼの脇などの湿った場所に育ちます。湿地がほぼ失われた都市部では、なかなか見ることができなくなりました。
 鎌倉では、谷戸に入ると、まだまだ目にすることができます。人の近づくことが容易でない場所や、有人で管理されている公園内では、群生していることもあり、そういう場所に行き当たると、その美しさに見とれてしまいます。
 花の形は独特で、造形の妙を感じさせます。黄色い花を咲かせるキツリフネも鎌倉では見られますが、数は少ないです。キツリフネは、初夏から秋口まで咲いているのに対し、ツリフネソウは、9月~10月と夏期が短いです。

ツリフネソウ(天園ハイキングコース)
ツリフネソウ(天園ハイキングコース)

トキホコリ

トキホコリ

北鎌倉の古民家の庭で、偶然に見つけた絶滅危惧種です。地味な花なので、見過ごしてしまいそうです。9月から10月にかけて花を咲かせます。
かなり湿った場所が好みのようです。
鎌倉の谷間の渓流でよくみかけるウワバミソウに似ていますが小型で、互生の葉が上方に反り上っているのが特徴です。一生懸命に自己主張しているようで、愛おしく見えます。
いつまでも、したたかに生き残って欲しいものです。