月別アーカイブ: 2016年7月

ハリギリ

ハリギリの若い木は、棘が多く、掌状の大きめの葉を付けるため、よく目につきます。大木に成長しますが、その成長過程で棘はなくなり、目立たなくなります。
日本全国に分布し、横浜や鎌倉でも、よく目にする樹木です。
このハリギリの若芽は、山菜として利用できます。この木の属するウコギ科は、タラノキ、ウド、コシアブラといった優良山菜の宝庫です。私は、東北の秘湯の宿でこの山菜の天ぷらに遭遇したことがあります。その時の中居さんの話では、「深山でしか採れない貴重な山菜」と説明されましたが、「横浜の住宅街のすぐ脇の林の中にもたくさん生えている」とは言えずに口をつぐんだ記憶があります。鎌倉近辺では、タラノキは見つかればすぐに芽を摘み取られて、2番芽、3番芽も略奪され、枯れてしまうことが多く、近年は見かけることがめっきり少なくなってしまいましたが、このハリギリは、知名度が低いことが幸いしてか、各地で健在です。
7月頃、小さな花が集まった球状の塊を多数付けて傘状に広がる形で開花します。しかし、かなり成長しないと花を付けないようで、目に飛び込んでくることはほとんどありません。

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラは、盛夏に目立つ赤いラッパ状の花を付ける園芸植物です。
盛夏に開花する花は、多くはなく、その意味では貴重な花と言えるでしょう。
民家にもよく植えられていますが、寺社の境内で、よく映える花です。
鎌倉では、光触寺、妙本寺、海蔵寺などで見ることがで

光触寺のノウゼンカズラ
光触寺のノウゼンカズラ
きます。

ムラサキニガナ

ムラサキニガナ

ムラサキニガナは、大型ですが、小さな紫色の花を遠慮がちに数多く付ける植物です。なよなよとした背高ノッポとい

ムラサキニガナの花
ムラサキニガナの花
う感じです。
鎌倉では、見かけることは多くはないですが、1本見つけると、その周辺に固まって複数生えていることが多いです。たいがい林縁の土手のような場所で息づいています。
キク科なので、一つの花と見えるのは、実は複数の更に小さな花が集合しているものです。

ホタルブクロ

ホタルブクロ

ホタルブクロは、鎌倉で数多く見られる花です。ピンク色の袋状の花で、昔の子供がこの花の中にホタルを入れて遊んだことから付けられた名といわれています。
花期は長く、群生します。明るい草原や定期的に刈り払われる土手などに多いです。
山菜としても利用できます。若芽は青臭さがありますが、オススメは、花の三杯酢です。味もよく、色も楽しむことができます。